時間も働き方も収入も自由になるフリーランス。
いつかは憧れのフリーランスに!と目指している人も多くいることでしょう。
しかし、フリーランスになる前に絶対にやっておかなければいけないことがあることをご存知ですか?
知っているのと知らないのとでは、独立後の案件獲得に大きな違いが出てきます。
やるべきことをやっておかないと、独立後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔することも。
成功しているフリーランスは、事前準備を万端に整えています。
この記事では、成功しているフリーランスが事前に必ず行っている、知っておくべきポイントを7点ご紹介します。
其の一 クレジットカードやローン・賃貸物件の審査を済ませておく
新規でクレジットカードやローンを契約する必要があるのであれば、会社員のうちに済ませておきましょう。
フリーランスと会社員では、社会的な信用度が大きく異なります。
たとえどれだけフリーランスで実績や収入があったとしても、会社員と比較すると、フリーランスは審査が通りにくくなる傾向があります。
審査が必要な契約には以下のようなものがあります。
もし必要があれば、会社員のうちに済ませておくと審査がスムーズです。
- クレジットカード
- ローン
- 携帯電話の新規契約
- 賃貸物件
- 口座開設
個人名義の口座開設にあたっては、審査で落ちることはあまりありません。
しかし、最近は口座の不正利用による犯罪が増えており、明確な勤務先がない場合、新規口座の開設ができないケースも稀にあるようです。
個人名義口座であっても、プライベートと仕事用で口座を分けることを検討している場合、会社員のうちに口座を開設しておくと安心です。
自分が思う以上にフリーランスは審査が通りません。
「審査が必要な契約は退職前に」ということは、フリーランスの常識です。
其の二 税金&国保は前年度の収入で算定される
税金と国民健康保険(国保)の金額は、前年の1月~12月の所得に応じて算定されます。
フリーランスとなり会社員時代より収入が大幅にダウンしていても、税金と国保は前年の会社員時代の収入で計算されますので、大きな負担となる支出となる可能性があります。
会社員である現在の税金額を把握しておいたうえで、税金と国保がどの程度の額になるのかを検討をつけておくと良いでしょう。
また、会社員時代には給料から天引きとなる年金も、フリーランスは自分で支払います。
税金・国保に加えて、年金の支払いもできるよう、しっかり貯金をしておきましょう。
保険は任意継続?国保?
退職後、すぐに保険に加入する必要があります。
退職後の保険は2種類から選択できます。
- 国民健康保険(国保)
- 会社員時代の保険にそのまま加入を続ける「任意継続」
国保はお住まいの市区町村の窓口で手続きをします。
前年の収入をもとに金額を算出されますので、フリーランス独立後、しばらくは会社員時代の年収に追いつかない可能性がある場合には、国保のほうが負担は少ないでしょう。
任意継続は会社員時代の年収をもとに金額を算出しますので、独立後すぐに会社員時代の年収を超える場合には、保険料がお得となる可能性があります。
しかし、任意継続は退職後2年までしか利用できません。
また、会社員時代は保険料の半額を会社が半額を負担していましたが、退職後は全額自己負担となります。
つまり、これまでに支払ってきていた保険料の2倍額を支払わなければいけないということになります。
国保か任意継続か、双方のメリット・デメリットを踏まえて検討しておきましょう。
無保険となると、医療費を全額自己負担しなければいけません。
また無保険状態が長く続いた後に国保に加入した場合、無保険期間だった保険料を一括で請求されるケースもあります。
フリーランスとして独立する前に、保険はどちらに加入をするのかを決めて、すぐに手続きをしておくことが大切です。
其の三 案件を獲得するプラットフォームを見つけておく
フリーランスとなった後、どのようにして仕事を獲得するのか、目星はつけていますか?
ホームページを開設したとしても、すぐに仕事が舞い込むわけではありません。
現在ではフリーランスや副業、Wワーク専門の求人サイトがいくつかあります。
求人サイトは、独立初期のフリーランスにとっては案件をスムーズに獲得でき、安定したフリーランス生活のスタートを切ることができます。
求人サイトには、IT系エンジニアに強いサイト、ライターやデザイナーに強いサイト、マーケターに強いサイトなど、それぞれに特徴があります。
フリーランスになる前にどのようなサイトがあるのかをリサーチし、登録を済ませておきましょう。
其の四 いきなり仕事が舞い込むわけではないと覚悟しておく
「フリーランスは時間が自由になる、自分らしく生活できる」とフリーランス生活に大きな期待を寄せている人もいることでしょう。
しかし、現実はそう甘くはないことがほとんどです。
いきなり仕事が舞い込むわけではなく、会社員時代よりも収入が大きくダウンすることもあり得ることです。
確かに会社員時代より時間が増えたけれど、収入が心配で気が休まらない…というケースもあります。
「仕事をたくさん回すから!」という会社員時代の人脈を期待してフリーランスになったとしても、さまざまな事情から白紙になってしまうことも、正直、よくある話です。
フリーランスの生活に過剰な期待はNG!
フリーランスは会社員のように常に一定して仕事があるわけではありません。
営業も交渉も実務も、自分ですべてこなさなければ、案件は獲得できません。
時間の自由と引きかえに、常に先の収入の不安はつきまとうものです。
メリットだけではなく、デメリットにも目を向けて覚悟しておくことが大切です。
其の五 会社を辞める前に副業として取り組んでおく
いきなり会社を辞めてフリーランスとして活動をするのではなく、会社員時代に副業から取り組んでおくこともおすすめです。
副業であれば本業の収入を確保したうえで作業ができますので、気持ちに余裕を持って取り組むことができます。
また副業として取り組むことで、実績を積むことができますので、独立後の案件獲得がスムーズに進みやすくなります。
フリーランスとしての営業や交渉、案件単価も体感することができ、独立後の生活をイメージしやすくなります。
其の六 時給いくらで働けば、希望する収入になるのかを考えておく
時間の自由をメリットに感じてフリーランスとして独立する人も多くいらっしゃると思います。
しかしあまりに単価が安い案件ばかりを引き受けていると、どんなに働いても思うような収入が得られず、朝から晩まで働いてやっとなんとか、生活が成り立つ…という事にもなりかねません。
- 自分が毎月いくらの収入が必要なのか
- 毎日の稼働時間はどの程度が理想なのか
- そのためには、案件の最低単価はいくらなのか
を、事前に決めておきましょう!
この点をきちんと決めておかないと「納期に追われて辛い」「こんなはずじゃなかった…」と後悔をすることも…。
とはいえ、独立当初で実績がない時代には、馬車馬のように働いて実績と経験を積むことが必要なこともあります。
そのような場合でも、いつ頃をめどに馬車馬生活を脱出するのか、明確な目標を立てて案件獲得をしていくとよいでしょう。
其の七 営業力をつけておく
フリーランスになると、営業も自分で行わなければいけません。
案件の獲得は、毎回が「入社面接」を受けるようなもの!
自分のスキルや実力を上手に売り込むためには、以下の点をまとめておくとスムーズです。
- これまでの実績
- これまでの作成例
- 自分の強み、弱み
自分のスキルを売り込むだけではなく、クライアントに対して自分のスキルがどのように貢献できるかという視点が大切です。
相手がどのような結果・成果を求めているのかを把握し、自分のスキルをどのように活かせるのかのプレゼンスキルを磨いておきましょう。
最初は失敗しても当然のこと。
プレゼンがうまくいかなければ、どのような点が良くなかったのかを検討し、次に活かしていきましょう。
最後に
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フリーランスとしての作業場は自宅でも、クライアントとの契約に自宅の住所を伝えたくないという方もいることでしょう。
とはいえ、事務所を借りるのはお金がかかってしまいます。
フリーランスとして独立をするためには、しっかり貯蓄をし、いかに支出を減らすかが大切です。
そんなフリーランスの強い味方となるのが、バーチャルオフィスです。
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オフィス住所は個人情報を保護するだけではなく、クライアントの信頼を得るという点でも非常に重要です。
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