はじめに
昨今の働き方改革やコロナウイルス流行によるテレワークの全国的な普及により、人々の働き方は多様化しました。自宅でも仕事ができる、そのような状況下で、副業や「プチ起業」を始める人が増えてきています。
「プチ起業って何?」
「プチ起業に興味はあるけど詳しくはわからない」
このように思われている方もいらっしゃるかと思います。今回はプチ起業について、おすすめの業種や成功するためのポイントをご紹介します。
1.プチ起業とは?
そもそもプチ起業とはどのようなものなのでしょうか。
プチ起業とは、「非常に小さな範囲でビジネスを始める」ことです。一般的に「起業」というと、莫大な資金調達をして様々な準備が必要となるイメージですが、プチ起業はごく小規模で事業を始めることから、手間をかけず資金がなくても始められるのが特徴です。スキマ時間を利用してできるくらいの範囲から始めるため、別で本業がある方や主婦の方でも事業を始めやすい起業方法です。
ここで、「副業と何が違うの?」と思った方がいるかもしれません。
副業とプチ起業の違いは、自分が経営者であるかどうかです。副業はあくまで収入を得ることを目的とし、誰かから雇われて仕事をするもので、アルバイトも含まれます。
プチ起業は雇われて仕事をするのではなく、「自分でビジネスを起こす」ものです。自分で売りたい商品やサービスを生み出し、販売することで利益を得ます。ごく小規模でも、立派な「経営者」となります。
2.プチ起業のメリットとデメリット
プチ起業には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。順番に解説していきます。
2-1.メリット
①リスクが低い
プチ起業は先に述べたように、ごく小規模から事業を始めます。例えばネットショップの運営は、自宅のインターネット環境とパソコンがあれば始めることができます。ランニングコストをほとんどかけずに事業を始められ、仮に事業に失敗したとしても金銭面でのダメージが少なく、起業のリスクが低いといえます。
②収入が増える
プチ起業をして事業がうまくいけば、収入が増えます。コロナ下で本業の収入が減ってしまった方や、スキマ時間を活用して収入を増やしたい方にとっては、プチ起業で収入が増えたら嬉しいですよね。
③キャリアの幅が広がる
プチ起業で本業とは違う業種の仕事をすることで、新たなスキルが身につくかもしれません。身に付けたスキルを本業に生かしたり、転職したり、はたまたプチ起業した事業がうまくいけば独立したりして、キャリアの幅を広げることが可能です。
また、プチ起業には年齢の制限がありません。転職はハードルが高い年齢でも、プチ起業であれば年齢に関係なく気軽に新たな仕事を始めることができます。
2-2.デメリット
①自分一人で対応しなければならない
完全に一人で事業を営む場合は、すべての活動を自分一人で対応しなければなりません。雇われて仕事をする会社員とは違い、経営から営業活動・トラブルの際の対応まで全てを自分で行う必要があります。
②経理の処理が必要
会社員の場合は会社が経理の処理を行ってくれますが、自分で起業する場合は自分で帳簿を管理し、必要に応じて確定申告をしなければなりません。
③うまくいかず、稼げない場合も大いにある
プチ起業を始めるリスクは低いですが、収入を得られる補償はありません。会社員やアルバイトのように「働いたら必ずお金がもらえる」というわけではなく、ネット上での商品販売やYouTuberなど、始めてみたけど全く収益を得られなかったというケースもあります。
3.プチ起業におすすめの業種
コストを抑えて小規模で始めるのがプチ起業とご説明しましたが、どのような業種がプチ起業に向いているのでしょうか。
おすすめの業種は、主に自宅で活動できる、または店舗や事業所(オフィス)を必要としないビジネスです。店舗や事業所を持たないことでランニングコストを抑えることができるからです。プチ起業におすすめの業種をご紹介していきます。
3-1.ネットショップ運営
ネットショップの運営は、自宅にインターネット環境とパソコンがあれば可能です。実店舗を構えることなく商品を販売できるため、初期費用を抑えることが可能です。外部から仕入れた商品の販売だけでなく、ハンドメイド品の製造・販売をすることもできます。ファッショングッズや生活雑貨など、自分の好きなものを販売することには、大きなやりがいを感じられるでしょう。
3-2.Web関連(Webライター・Webデザイナー・プログラマー)
個人や企業から依頼を受け、インターネット上のWebサイトやブログの記事を書くWebライターや、Webサイトのデザインを手掛けるWebデザイナー、アプリやWebサイトを作るプログラマーもプチ起業におすすめの業種です。これらのWeb関連の仕事も、スキルとインターネット環境、パソコンがあれば事業活動が可能です。自宅やカフェなど、場所にとらわれず働くことができます。また初期費用が低いだけでなく、商品販売とは異なり在庫をかかえるリスクもありません。
3-3.講師・コンサルタント・インストラクター
講師やコンサルタント、インストラクターは、自分の持っている知識や経験を生かして活動します。主にクライアントのもとへ出向いたり、教える場所を借りて出張したりすることが多く、必ずしも事業所を構える必要はありません。
3-4.インフルエンサー
YouTuberやネットアイドル、SNS上で活動するインフルエンサーにもプチ起業はおすすめです。YouTubeでの広告収入や、ネットアイドル・インフルエンサーによるグッズ販売の収益は、インターネット上で活動し得るものであり、実店舗や事業所は必要ありません。
4.プチ起業は女性におすすめ?
プチ起業は誰でも気軽にすることができますが、特に女性におすすめです。
- 現在専業主婦だけど、子供が成長して時間に余裕ができたので、スキマ時間を活用したい
- 会社に就職して数年、ある程度仕事に余裕ができてきて、本業とは違う仕事もしてみたい
- ファッションアイテムやグッズなど、自分の好きなものを自ら販売してみたい
このように考えている女性に、プチ起業は低リスク低コストでチャレンジできるため、ぴったりな起業方法です。
5.プチ起業を成功させるためのやり方
プチ起業を成功させるための、3つのポイントをご紹介します。
5-1.小規模から始める
事業が軌道に乗るまで、収入が安定して得られる補償はありません。あくまで小規模から始め、なるべくコストがかからない方法をとりましょう。
5-2.具体的な目標を決める
目標を定めず始めると、だらだらと計画性のない活動となってしまう可能性があります。事業を始める前に、具体的に何を実現したいのか、いつまでにどのくらいの収益をあげたいのか、目標を決めましょう。
5-3.成功者から学ぶ
プチ起業家は世の中にたくさんいます。自分が始めようとしている事業ですでに成功している人の事例や教えを、ネットや本で学びましょう。先人の成功例や失敗例を知ることで、効率よく事業を進めることができます。
まとめ
今回はプチ起業について解説しました。
プチ起業におすすめの業種を紹介しましたが、どの業種においても、事業を進める上で活動拠点の住所を明かさなければならない場合があります。例えば、ネットショップ運営の場合は商品を発送する際に発送元の住所を記載します。
インフルエンサーがグッズ販売をしたり、ネットアイドルがファンからプレゼントを受け取ったりする場合にも、住所を開示する必要があります。講師やコンサルタントが名刺を作る際には、住所を記載することになります。
自宅住所を明かすことはストーカーや迷惑行為の対象となるリスクがあり、女性は特に抵抗があるでしょう。
そんなプチ起業家には、「バーチャルオフィス」の利用をおすすめします。バーチャルオフィスとは、実際のオフィススペースは借りずに住所のみを借りることができ、郵便物や電話の転送が受けられるサービスです。バーチャルオフィスを利用すれば、自宅住所を公開することなく事業活動が可能なため、近年需要が高まってきています。
これからプチ起業を検討している方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
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